台風7号と正常性バイアス
こんにちは!北京都若者サポートステーションの西岡です。
先日、台風7号が関西を中心に縦断し、北京都サポステのある舞鶴市や隣の綾部市、福知山市でも冠水、道路陥没、土砂崩れなど全国ニュースでも取り上げられました。被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
さて、今回の台風もそうですが、私は災害時に「正常性バイアス」と言う言葉を思い出します。
自分自身そのバイアスにかかってしまっているな…と反省しています。
そもそも「バイアス」と言うのが、主観的な思い込みや偏見。その一種として「正常性バイアス」と言うものがあります。
「正常性バイアス」は、集団の中で別の行動が取りづらいこと。特に災害時においては危険が迫っていると分かっていながらも危険だと認識せず、事態を過小評価することで逃げ遅れてしまうことです。
私自身も今回自宅でニュースを見たり、近くを流れる川の水位がどんどん上がっているのをライブカメラで確認しながら「いつ避難するべきか!?」と思いながらも、時折外の様子を窓から見て、周りの家の電気がついていることや、人が避難している様子が見られないことに「大丈夫だ」と安心していました。
この「正常性バイアス」は災害の時だけでなく、普段の生活や仕事でも当てはまります。
「自分は大丈夫」と思って慣れた作業をして大怪我をする。
「自分の職場は大丈夫」と思って仕事をしていたら倒産した。
「新型コロナウィルスは5類に移行したからもう大丈夫」と思っていたら感染した。
しかし、いつ何時起こるかわからない物事に怯えたり、備えたりしていてもキリがありません。
この「正常性バイアス」と言う心理が人には働いていると言うことを頭に置いておくだけでも、とっさの時の行動や心情が変わるかと思います。
それにしても「備えあれば憂いなし!」今回のことを教訓にこれから秋の台風シーズンに備えておこうと思います。
皆様も御用心を!
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